平成20年12月19日に、上記目的の共済金を口座振込でお支払いいたしました。被害申告をされた方で共済金の支払対象となった方には、共済金支払通知書を送付いたします。また、支払対象とならなかった方には、『共済金の支払対象とならなかった』旨の通知を送付いたします。被害申告をされた方は、郵送された通知書の確認をお願いいたします。
水稲作柄について、10月30日発表の茨城農政事務所統計部の10月15日現在における作況指数は、県全体で103、県西部では104のやや良となりました。
田植え期以降の低温により、初期生育が抑制され茎の分けつが悪く平年よりやや少ない状態でしたが、6月中旬以降、高温・多照で推移したため、穂数はやや少なかったものの1穂当たりのもみ数はやや多く全もみ数は平年並みとなりました。また、8月末の大雨により局地的な被害はあったものの、出穂期以降おおむね天候に恵まれたことから登熟はやや良となりました。
主に8月16日以降のたび重なる雷雨により、倒伏した圃場が各地域で見られました。その後、秋雨前線の停滞による降雨等により、倒伏圃場が拡大し穂発芽に至る被害も発生しました。
また、8月28日から31日にかけての記録的な大雨『平成20年8月末豪雨』により小河川及び排水路等が氾濫し水田が冠水しました。冠水日数は3日から4日、圃場によっては5日に及ぶ地域もあり、局地的に甚大な被害となりました。
その他に、桜川市(真壁・大和)及び筑西市(小栗)の山間部においてイノシシの食害等による被害が本年も発生しました。
被害状況
※なお、麦共済(一筆方式)の共済金は、既に平成20年9月12日に口座振込にてお支払いしてあります。
生育状況
生育状況
被害状況
全麦種において2月から3月にかけての強風により、畑地に播種した麦を主に風害の影響を受け、発芽数及び分けつ茎数が少ないものが多く見られました。また、4月7日から8日の集中豪雨及び5月19日から20日の台風4号の影響により、湿潤害や倒伏した圃場が多く見られました。
このような状況から、登熟条件が悪化し全体的に子実が細く、細粒が多く発生したことから、品質の低下や収量の減少につながり大きな被害となりました。
陸稲については、初期生育が低温で抑制ぎみでありましたが、6月中旬以降、天候に恵まれ順調に推移しました。しかし、7月上旬から8月中旬にかけ殆ど降雨が無かった為、圃場によっては出穂はしたものの白穂や不稔粒の被害が散見され、屑粒の増加等により減収となりました。
平成20年産 水稲の生育および被害状況
平成20年産麦類の播種については、10月下旬に始まり、一部転作水田を除き12月中旬には概ね終了いたしました。
初期生育は順調に推移しましたが、2月から3月にかけての強風により畑地麦を主に風害の影響を受けるなど、生育不良等の耕地が見受けられました。出穂については、3月の平均気温が高めに推移したことから平年より1日から2日程度早まり、稈長、穂長は平年並みでありましたが、穂数は平年よりやや少ない状況となりました。
刈り取りは、11月上旬播種の大麦で5月25日頃から、小麦については6月13日頃から始まり、収穫期の天候が良好であったことから6月末には概ね終了いたしました。
平成20年産 陸稲の生育および被害状況
平成20年産 麦の生育および被害状況