組合員の皆さまにおかれましては、日頃より農業保険事業の運営に深いご理解とご協力をいただき厚く御礼申し上げます。
　この度、任期満了に伴う役員改選により、茨城県西農業共済組合の組合長に選任いただきました。これもひとえに、組合員の皆さまをはじめ総代並びに役職員のご支援とご協力の賜と深く感謝いたします。
　世界では、ロシアのウクライナ侵攻を受けて原油等が高騰しております。徐々に私たちの生活にも支障が出ており、特に農業関係においては2年前からの新型コロナウイルス感染症の影響による農産物の価格低下と合わせ、経費がかさむなど大きな痛手となっております。このような状況のなか、共済組合では農業経営安定のためのセーフティネットとして共済組合の役割を果たすべく、個々の農業収入が補てんされる農業経営収入保険の加入推進を図り、役職員が一体となり加入推進を行った結果、令和3年度の加入経営体は1,045戸となり加入目標対比、全国第2位の実績となりました。これもひとえに多くの皆さまのご理解とご協力のおかげでございます。また、今年の保険金支払いは40億円を超える見込みで農業経営収入保険が開始されてから76億円余の支払いとなり、農家経営安定の一助となることが出来ました。　　
　しかし、青色申告者数から見た加入率はまだまだ低位であり、皆さまの農業経営を守り加入者の負担を軽減するため、現在、管内市町と連携し加入者等への助成措置を検討していただいております。助成措置が確定しましたら、広報紙等で皆さまにお知らせいたします。また、組合では2年間全ての行事を中止させていただきました。今年は、新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえながら開催したいと思っております。
　今期の3年間は組合にとりましても極めて重要な期間であることから責任の重さを痛感するとともに、初心を忘れず「組合員が主役の組合運営」に努め、共済事業、農業経営収入保険事業、農家支援事業を進めてまいります。
　最後になりましたが、組合員の皆さまの益々のご繁栄をご祈念申し上げまして、就任のあいさつとさせていただきます。