NOSAI茨西メイン > 組合長あいさつ
平成29年組合スローガン
「揺るぎない安心の補償」
 平素より農業共済組合に、深いご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 昨年は、大きな自然災害等もなく、実り多い1年であったことと思います。全国的には、熊本地震、度重なる台風による大雨等で大きな災害をもたらしました。このような災害の備えとして、農業災害補償制度は、農業経営安定のためのセーフティネットとして、農業災害対策の根幹として役割を果たしてまいりました。
 いま政府では、現行制度の抜本的な見直しを進めると同時に、新たな制度として、青色申告者を対象に農家収入全体をカバーするための収入保険制度法案を次期通常国会に提出し、平成31年からの実施を目指しております。農業共済団体として、この2つの制度が両立し、農業者の更なる経営安定につながることを願っております。
 これらの状況を踏まえつつ、当組合では、平成12年の合併以来組合員の減少は年々加速しており、将来に向けて適正な業務運営の確保と効率的な組織体制の構築に向けて取り組む必要があることから、役員、総代、共済部長等組織の全てを見直すため、組織検討委員会を設置し、平成31年の施行に向けて見直し案の検討を進めております。
 また近年、イネ縞葉枯病の発生により、水稲の収穫が大きく減収する地域が管内北東部に拡大しつつあることから、昨年6月の適期に筑西市の水田約1,100ヘクタールについて、無人ヘリによる航空防除を実施いたしました。次年度においても、防除面積の拡大が見込まれるため、今後の対応として、県、市町村、JA、農業共済組合が情報を共有し、良質米の生産と収量の安定化、そして農家負担の軽減に向けて、一層の努力が求められております。関係機関が一体となり問題解決に向け全力で取り組んでまいります。
 本年も、組合員が主役の組合運営を推進してまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます
大山組合長は農家の皆様とのふれあいと対話を大切にします。